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MX Ergo S レビューの結論
「買ってよかった。普通のマウスには二度と戻れない」
この一言に尽きます。
この三年で、マウスを6台壊してきた私が、ロジクールのトラックボール最上位モデル「MX Ergo S(MXTB2)」を3ヶ月使い続けたリアルな感想をまとめました。
- 手首・肩の疲れが明らかに減った
- マウスジェスチャーを完全に卒業できた
- デスクのスペースが広くなった
一方で「2万円」「慣れに2週間かかる」など、購入前に知っておきたいデメリットも正直に書いています。
「MX Ergo S を買うべきか迷っている」という方に、参考になる情報をお届けします。
もくじ
MX Ergo S(型番:MXTB2)は、ロジクールのトラックボールマウス「MX ERGO」の後継機として2024年9月に発売されたフラッグシップモデルです。先代から7年ぶりのアップデートとなります。
前モデル(MX ERGO)からの主な変更点
| 項目 | MX ERGO(旧) | MX Ergo S(新) |
|---|---|---|
| 充電端子 | Micro USB | USB-C |
| クリック音 | 通常 | 80%低減(静音) |
| レシーバー | Unifying | Logi Bolt |
ボディのデザインや基本操作感は先代から継続。「使い慣れたユーザーが迷わない、かつしっかり進化した」アップデートです。
ロジクールのトラックボールマウス最上位モデル「MX ERGO」の後継機として、2024年9月に発売されました。先代から実に7年ぶりのアップデートです。7年。人間だったら小学校に入学して卒業しちゃうくらいの年月ですよ。
主な変更点はこちら。
- 充電端子がMicro USB → USB-C
- クリック音が80%低減(静音クリック採用)
- Logi Boltレシーバー対応(旧Unifyingから変更)
ボディのデザインや基本的な操作感は先代MX ERGOから変わっていません。「ちゃんと進化しつつ、使い慣れた人が戸惑わない」という優等生なアップデートです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続方式 | Bluetooth / Logi Bolt |
| 充電 | USB-C(急速充電対応) |
| バッテリー | 最長120日/1分充電で24時間 |
| 重量 | 259g |
| ボールサイズ | 34mm(親指操作型) |
| ボタン数 | 8ボタン |
| 角度調整 | 0°・20°の2段階 |
| 価格 | 19,580円(税込) |
これが購入の一番の目的だったので、まずここから。
MX Ergo Sは8つのボタンをLogicool Options+でカスタマイズできます。「戻る」と「閉じる」をサイドボタンに割り当てるだけで、マウスジェスチャーでやっていたことがそのまま再現できました。ジェスチャーと違ってボタンなので誤爆もゼロ。
しかもWindowsとMacの両方で同じボタン設定が使えるのが最高です。私はどちらのOSも使うので、設定が変わらないのは地味に助かっています。OSを切り替えるたびに「あのボタンはどこだっけ」とならなくていい。
Macではまともなマウスジェスチャーソフトはないので、複数ボタンのあるマウスかトラックボール買うしかないですね。
普通のマウスって、腕ごと動かしているんですよね。一日中PC作業していると、肩や手首にじわじわとダメージが蓄積されていく感じがあって。
トラックボールに変えてから、その疲れがかなり軽減されました。特にブログを書くときとコーディング中に実感します。何時間使っても腕がだるくならない。これだけでもう元は取れた気がしています。
M350sはコンパクトなマウスでしたが、それでも動かすためのスペースが必要でした。トラックボールに変えてからは本体が固定されているので、マウスパッドが不要になり、デスクの作業スペースが体感でだいぶ広くなりました。
地味だけど大事。バッテリーも最長120日持つので、充電のことをほぼ気にしなくていいです。M350sは電池式だったので、電池残量を気にしなくていいというだけでもストレスが減りました。
80%低減というのはなかなかの数字で、実際かなり静かです。深夜の作業でも、家族がそばにいても、気を使わなくていいのはじわじわありがたい。
本体重量259g。金属プレートが入っていて、ボールを操作しても本体がまったくズレません。「本体を動かさないマウス」として正しい設計だと思います。
普通のマウスから乗り換えると、最初はボールが全然言うことを聞きません。
「ここをクリックしたいのに、カーソルが微妙にズレる」という体験が1〜2週間ほど続きます。慣れてしまえば快適なのですが、慣れるまでの間は「これ本当に大丈夫か?」と不安になる瞬間が何度かありました。特に細かいテキスト選択や画像編集でもたつく感じは、覚悟が必要です。
掃除のときにボールを外すには、細い棒(ペンなど)で押し出す必要があります。指ではムリ。頻繁にやることではないですが、ひと手間かかります。
定価19,580円(税込)はマウスとしてはかなりの出費。「トラックボールを試してみたい」という方は、まず廉価版のERGO M575SP(約8,470円)から始めることをおすすめします。
MX Ergo S は、トラックボールを使い続けると決めた人向けの価格帯です。
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 操作性 | ★★★★☆(慣れ必要) |
| 疲れにくさ | ★★★★★ |
| 静音性 | ★★★★★ |
| カスタマイズ性 | ★★★★★ |
| コスパ | ★★★★☆(ヘビーユーザー向け) |
| 総合 | ★★★★★ |
M350sを6個使い潰してサポートとやりとりし続けた日々とは完全におさらばできました。Windows 11で不安定になったマウスジェスチャーの代替もバッチリ。机も広くなった。肩も楽になった。
最初の1〜2週間は「なんかイマイチかも」という気持ちと戦いましたが、慣れてからは快適さが段違いです。
2万円という価格に見合うかどうかは、どれだけ長時間PCを使うかによると思いますが、ヘビーユーザーなら十分元が取れます。
- マウスのボタンが物理的に壊れやすくて困っている
- サポートとのやりとりが面倒で二度とやりたくない
- Windows 11でマウスジェスチャーが不安定になった
- WindowsとMacを両方使っていて、設定を統一したい
- 長時間作業で手首・肩が疲れやすい
- 机のスペースを広く使いたい
- 最初から精密な操作がしたい人(慣れが必要です)
- マウスに2万円はちょっと……という人
- 持ち運んで使いたい人(259gは重めです)
実はトラックボールに移行する際、2024年に買って眠っていたERGO M575SPをまず使いはじめました。いきなり2万円のMX Ergo Sに突っ込む前に、トラックボールそのものに慣れておこうと。
で、慣れたところで自宅用にMX Ergo Sを購入。慣らし台として活躍したM575SPはそのまま会社用に回しました。結果的に無駄のない流れになったと思っています。
MX Ergo Sより軽い分、どっしり感は少ないですが、Logicool Options+でのボタン設定はまったく同じで使えます。「戻る」「閉じる」の割り当ても共通なので、家と会社でなんの違和感もなく使い分けられています。
トラックボールを試してみたい人はまずM575SPから入るのがおすすめです。気に入ったらMX Ergo Sにアップグレードする、という順番が結果的に一番無駄がないと思います。

